「答えを探すより動きながら見つけるという姿勢」
事業を始めようとする人にとって、完璧な計画や明確な答えを求めすぎることはかえって足かせになります。本当に必要なのは、まず動き出すことです。
「やるべきこと」を考え込むより、「やってみたいこと」や「関心のあること」から一歩踏み出す方が、現実の中で手応えをつかみやすくなります。
行動することで、自分がどんなときに意欲が湧き、何に価値を感じるのかが見えてきます。これはキャリアや人生にも通じる考え方であり、「まずは小さく始める」という姿勢が長く継続できる土台をつくります。
また、事業には必ず壁があり、すべての問題に明確な原因があるわけではありません。そのとき役立つのが、KPTという振り返りの視点です。
うまくいったこと(Keep)は続ける。うまくいかなかったこと(Problem)は手放すか、やり方を変える。そして、まだやっていないこと(Try)に挑戦する。
この3つを地道に回していけば、大きな失敗を防ぎつつ、事業を前に進めていくことができます。特に重要なのは、Tryの中から「やるべきこと」ではなく「やりたいこと」を選ぶことです。